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労務・給与
最低賃金引き上げと「106万円の壁」対策
- 2025年10月28日
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令和7年度の地域別最低賃金は、全都道府県で63円~82円の引き上げが答申され、全国加重平均は1,121円(前年比66円増)と、過去最大の上昇幅となりました。これにより、最低賃金が初めて全都道府県で1,000円を超え、短時間労働者の収入が結果的に「106万円の壁」に近づく状況となっています。この壁を超えると社会保険料の負担が発生し、手取りが減少するため、短時間労働者が就業調整を行い、結果として人手不足が生じるケースも見られます。このような状況に対応するべく、厚生労働省は「キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)」を設けています。この制度は、労働者を新たに社会保険に加入させるとともに、賃金引上げや手当支給などの処遇改善を行った事業主に対し、労働者1人あたり最大50万円を助成するものです。今後事業主には、最低賃金の上昇や社会保険適用拡大の流れを踏まえた上での前向きな処遇改善等の対応や、従業員への丁寧な説明が求められます。この機会に制度の活用も含めた、今後の対応をご検討いただくことをおすすめします。
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