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【エグゼ・ブログ】「もっぱら」と過去の税理士試験問題

2026年03月23日

  今日は、税務に携わる人間にとって、避けては通れない「魔の言葉」についてお話しします。それは、「もっぱら(専ら)」という副詞です。
​  日常会話では「休日はもっぱら寝てます」なんて気楽に使いますが、税理士試験の理論問題でこの文字が出てくると、一気に緊張感が走ります。なぜなら、この「もっぱら」が「100%なのか、それとも概ね(大体)でいいのか」という解釈ひとつで、税額が天国か地獄か分かれるからです。
​  特に面白いのが、大阪で実際にあった宗教法人を巡る固定資産税の判例です。なんと、神社の参道の上に商業施設(ビル)が建っているという、なんとも大阪らしいパワフルな構造。この場合、土地は「もっぱら宗教の用」と言えるのか?神社側は「参道なんだから非課税でしょ!」と言いたいところですが、上にはバッチリお店がある。裁判所が出した答えは、利用実態に応じて面積や価値を按分(あんぶん)するという、非常に現実的な着地でした。
​  過去の試験問題でも、こうした「利用実態が混ざり合っているケース」は受験生を大いに悩ませるポイントです。実務の世界において、「専ら」という言葉は“あえて曖昧さを残す表現”となっており、事案ごとの柔軟な判断を可能にしています。そして、その余白の中でこそ、現実の利害調整が行われているとも言えるでしょう。
  一見ドライな税金の世界も、こうして紐解くと意外と人間味があって面白いと思いませんか?
 
 
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