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税務・会計

資本性借入金について

2025年09月16日

  資本性借入金とは、負債でありながら、一定の要件を満たすことで自己資本とみなすことができる借入金のことです。
  金融機関の融資判断は、売上高や利益率に加え、流動比率や自己資本比率といった安全性指標も考慮して行われます。同じ借入金であっても、それが「資本」とみなされることにより、金融機関から見た財務状況は良好と判断されます。
 
  資本性借入金として認められるためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
[償還条件]
  ・償還期間が5年超であること
  ・期限一括償還であること(又は同等に評価できる長期の据置期間が設定されていること)
[金利設定]
  ・資本に準じ、配当可能利益に応じた金利設定であること
[劣後性]
  ・法的破綻時の劣後性が確保されていること(又は少なくとも法的破綻に至るまでの間において、他の債権に先んじて回収されない仕組みが備わっていること)
 
  また、公共工事の入札に用いられる「経営事項審査」においても、令和7年7月1日以降、資本性借入金を自己資本とみなすように国土交通省から取り扱いの公表が行われました。
  https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001897658.pdf
  格付け評価や経営審査の評点に課題を感じている方は、取引金融機関へご相談ください。

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